2020.04.29

擁壁がふくれる・めくれる場合の対処法 塗膜の意外な弱点とその攻略法を伝授!【Vol.27】

塗料の弱点・塗膜の弱点

今日は塗料の弱点、塗膜の弱点というところでちょっと話していきたいと思います。

塗ったものの中から湿気が回った場合

塗料というのは、そもそも建物や下に塗るものを保護する。例えばコンクリートが中性化しないとか、鉄が錆びないとか、木が腐らないとか、保護するというような意味があります。そのために塗ったりするんですが、その一つとして例えば防水性というものもあります。塗料を塗ることによって水が染み込まないとか、もっと防水性の高い塗料であれば、水が入らない、というようなものがあります。でも、これはあくまで塗ってるものの外側から塗るものです。逆に言えば、塗ったもの中から湿気が回った場合どうなるか。これが弱点なんです。めくれてしまったり、膨れたりするんです。

擁壁の中から水が染み込んだ場合

絵で紹介したいと思うんですが、外構で塀や擁壁、こういったところに塗っているペンキがめくれている、もしくは水が回って膨れているようなところをよく見かけます。こちらは建物側です。塀があります。地面があって地面から下の部分、我々は上が塀、いわゆる裏表風に当たる部分が塀、逆に内側あるいは土止めという意味で、こちらの場合擁壁という呼び方をしていますが、擁壁の場合中が土なわけです。庭に染み込んだ雨水が外に逃げようとします。その場合に塗膜がめくれてくるというようなことになります。よくそういったところを見かけますが、内側と外側があって、外からの水、雨水には弾いていいんですが、中から水が実際回ってきたところで、塗膜のところ、これ水が入ってしまうんですね。結局膨れてくる、もしくはこれが弾力性がない塗料であればめくれてしまう。逆に弾力性のない塗料の方がいいですね。めくれたらその部分から集中的に水が出るということですね。これが逆に弾性で防水性のある塗料の場合、水が抜けなくて膨れてしまって、水ぶくれみたいな状態になってしまって、見た目的にもあまり良くない状態になります。

擁壁に塗装は向かない

こういった形で、本来この擁壁は塗装はあまり向いていません。また高い塗料を塗れば塗るほどそういうトラブルになりやすいので、変に塗らない方がいいんですね。でもやっぱり見た目的に塗りたいという方、この場合は透湿系、いわゆる湿気の抜けやすい塗料を選ぶと、若干めくれにくくなります。絶対めくれないとはなかなか言えません。そういった塗料を選ぶことによって、大きなトラブルを防ぐと。

まとめ

塗装業者さんもなかなかこの辺の説明をきちっとしているところもあれば、あまりこの辺の説明ないところもあります。なくて実際やってめくれたら、「なんでめくれたんや」という話になってしまいます。ですから皆さんにある程度こういったことを理屈として知っといていただいた方がいいのかなと。業者さんもあまりわからずに進める方もありますので、こういう仕組みで、もし中から水が回った場合、めくれてこないのかというところで、塗料選びをアドバイスしていただいたらいいかと思います。そういったところをご参考にしていただけたらと思います。今日は塗膜の弱点をお話させていただきました。

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