2026.04.10

【神戸市】屋根修理の3つの落とし穴|依頼する前に知っておきたい基礎知識を総まとめ

こんにちは!住まいのやまおか君 雨漏り119神戸店 プロタイムズ神戸西神店です。

私たちは兵庫県神戸市・明石市を中心に外壁塗装・屋根塗装を行なっている塗装会社です。

「屋根の色あせや汚れくらいなら様子見で大丈夫?」

「傷みやひび割れが目立ってきて台風が不安…」

「雨漏りしているけど、屋根修理はどこに頼めばいい?」

このように、屋根の不具合に不安を感じている方は多いのではないでしょうか。

しかし、焦って修理を依頼するのはおすすめできません。

屋根修理には陥りがちな「3つの落とし穴」があるからです。

▼屋根修理の「3つの落とし穴」

①劣化サインを見逃し、大規模な修繕が必要になる

②予備知識がなく「過剰な修理提案」に気づかない

③慌てて会社を選び悪徳業者に騙される

こうした落とし穴を避けるには、依頼する前に屋根修理に関する知識を持つことが重要です。

そこで今回は、屋根を修理するタイミングや劣化を放置するリスク、屋根修理の種類と費用相場、よくある悪徳業者の特徴など、最低限知っておきたい基礎知識をわかりやすく解説します。

これから屋根修理を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

  1. 屋根修理をすべき「劣化サイン」
  2. 屋根の修理方法と費用相場
  3. 屋根修理で避けるべき悪徳業者の3つの特徴

屋根修理をすべき「劣化サイン」

「劣化サインを見逃し、大規模な修繕が必要になる」

これが屋根修理の1つ目の落とし穴です。

屋根修理のタイミングがわからず、ついつい様子見してしまった結果、気づくと劣化がひどく進行しており大規模な修理が必要になってしまった

このような話はよくあります。

そもそも屋根とは、住宅を雨風や紫外線といった環境ダメージから守り、快適な暮らしを維持するためにあるものです。

それと同時に、日頃からそのような環境ダメージを直に受けている屋根は、住宅のなかでも特に傷みやすい場所といえるでしょう。

屋根材の種類(化粧スレート、和瓦や洋瓦などの粘土瓦、ガルバリウム鋼板やトタンなどの金属屋根 など)によっても異なりますが、一般的に「築10〜15年ごと」の屋根点検が推奨されています。

ただし、以下のような屋根を劣化させる要因が多い環境では、さらに劣化スピードが早まる可能性があるためご注意ください。

▼屋根の主な劣化要因

  • 雨水や湿気(例:山間部や河川が近くにある住宅)
  • 太陽光の紫外線や熱(例:暑さの厳しい地域)
  • 強風や台風による摩耗(例:平野や田んぼの真ん中の住宅)
  • 気温差による膨張と収縮(例:昼夜の寒暖差が大きい地域や冬に氷点下になる地域)
  • 塩害によるサビの発生(例:潮風が届く海沿い地域)
  • 工場や車の排気ガス(例:酸性雨の発生しやすい工業地帯や幹線道路沿いの住宅)
  • その他(例:新築時に手抜き工事などの施工不良があった場合)

特に住宅の寿命を縮める「雨水の浸入」には細心の注意を払わなければなりません。

そこでまずは、雨水の浸入につながりやすい「見逃せない劣化サイン」を5つご紹介したいと思います。

当てはまる劣化サインを見つけたら、雨水がすでに浸入している可能性があります。

早めに修理会社へ相談しましょう。

なお、屋根の上に乗って劣化サインを確認するのは危険を伴います

屋根の状態をご自身で見たい方は、2階の窓やベランダから確認するのがおすすめです。

【劣化サイン①】屋根材のズレ・割れ

屋根材のズレや割れは、代表的な雨水の浸入経路です。

本来は固定されている屋根材も、釘やビス(固定金具)の劣化に伴い、強風でズレたり飛来物によって破損したりすることがあり、いずれも修理が必要な状態です。

神戸市では古くから、六甲山地から吹き下ろしてくる強風「六甲おろし」や、六甲山地等の山に南からの湿った空気がぶつかって発生する短時間の大雨「ゲリラ豪雨」などが多い地域です。

さらに、近年は台風の接近や強風・大雨の影響により、瓦の劣化が早まるケースも少なくありません。

【劣化サイン②】ひび割れ

屋根のひび割れも、雨水が浸入する可能性のある劣化サインの一つです。

ひび割れの原因はさまざまですが、例えば、新築時に屋根材の表面に施されている「塗膜(とまく)」の劣化が挙げられます。

塗膜とは、塗料が硬化してできる膜のことで、雨風や紫外線などの環境ダメージから屋根材を保護する役割を担っています。

ただし、塗膜も次第に劣化し、その防水性や保護機能も低下してしまうのです。

そうして屋根材が直接ダメージを受け止めるようになったり、屋根材そのものが経年劣化で寿命を迎えてもろくなったりするとひび割れが発生します。

スレートや金属屋根など屋根材の多くは環境ダメージに弱く、塗装による保護効果に頼っている部分が大きいため、塗膜の効果が失われると劣化の進みも早くなります。

小さなひび割れであっても場所によっては雨漏りにつながる可能性があるため「この程度なら大丈夫」と軽く考えず、早めに点検や修理を検討しましょう。

【劣化サイン③】コケやカビの発生

コケやカビが発生しているということは、塗装の防水効果が切れかかっており、屋根材が水分や湿気を含んで傷みはじめている状態を意味します。

劣化がそのまま進行すると屋根材自体の反りやひび割れにつながり、雨水や湿気が屋根の内部にまで浸入して被害が広がる可能性があります。

放置すればするほど劣化範囲が広まり深刻化するうえに、修理費用も高額になる劣化サインのため、早めの対応をおすすめします。

なかでも、以下のような湿度が高い環境の住宅はコケやカビが発生しやすいため、特にご注意ください。

  • 川や池など水辺が近くにある住宅
  • 日照時間が短く、霧が発生しやすい山間部の住宅
  • 水分を含む海風が吹く沿岸部の住宅

【劣化サイン④】棟板金の浮き

「棟板金(むねばんきん)」とは、屋根のつなぎ目となる頂上部を覆う金属製の部材のことです。

▼棟板金の例

棟板金の例

引用:施工実績|【全工程記載】神戸市西区 築30年セキスイハイム金属系サイディング+擬石系外壁塗装・セキスイかわらイオルーフ屋根塗装工事

主に雨水の浸入を防ぎ、保護する役割があります。

しかし、棟板金は屋根の最も高い位置にあるため、劣化もしやすいのです。

釘やビスなどの留め具で固定されている棟板金も、劣化によって留め具がゆるんだり、抜け落ちると、棟板金が浮いたり、強風で飛ばされてしまい、雨水の浸入経路になるおそれがあります。

また、棟板金自体の劣化も少なくありません。

特に神戸市のような海に面する地域は、潮風に含まれる塩分によって棟板金がサビてしまう「塩害」で穴が空いてしまうことも多いです。

サビが広範囲に及ぶとサビを削る作業(ケレン作業)に時間がかかります。

もちろん、修理にかかる費用も高くなるため、早めの相談を検討しましょう。

【劣化サイン⑤】雨漏り(天井の雨染み)

雨漏りも天井のシミ(雨染み)も、言うまでもなく雨水が浸入している可能性が高いため、点検や修理を急ぐべき劣化サインです。

ただし、こういった目に見える形で雨漏りが発生する頃には、屋根の劣化が深刻になっているケースが多いため注意しましょう。

というのも、屋根の下(下地)には「ルーフィング」と呼ばれる防水シートや野地板(のじいた)、さらには分厚い断熱材が屋根内部と天井の間にある屋根裏に敷き詰められていて、仮に屋根から雨水が浸入しても、すぐに天井から水がしみ出す雨漏りへとつながるわけではないからです。

▼屋根の構造(スレート屋根の例)

屋根の構造(スレート屋根の例)

▼屋根裏の断熱材(天井断熱の場合)

屋根裏の断熱材(天井断熱の場合)

だからこそ目に見える雨漏りは長期にわたって雨水が浸入し続けて起こるものであり、その頃には屋根内部の劣化も深刻になっていることが多いのです。

そのため、目に見えない「隠れた雨漏り」にも気づく必要があります。

以下のサインに心当たりがある方も一度、屋根の点検をしてもらいましょう。

▼隠れた雨漏りのサイン

  • 雨の日に室内で水滴の落ちる音がする
  • 天井のクロスや壁紙が浮いてきている
  • 室内に黒カビが発生している(天井や壁、押し入れ、クローゼット など)
  • 室内の特定の箇所がカビ臭い
  • ブレーカーが度々落ちる(雨水浸入による漏電)

(補足)屋根の劣化を放置するとどうなる?

屋根の劣化を放置すると、雨漏りのリスクがあるだけではありません。

以下のような、雨水の浸入による「二次被害」の発生も考えられます。

▼雨水の浸入による二次被害の例

  • 屋根を支える木材の骨組みが腐食する
  • 劣化範囲の拡大(骨組みを雨水が経由してしまう)
  • 屋根内部にカビが発生
  • 天井のシミや黒カビ(室内の美観を損なう)
  • 室内が湿気やカビ臭くなる
  • 害虫の繁殖(シロアリ、ダニ、ナメクジ など)
  • カビや害虫による健康被害(アレルギー性のアトピーや喘息 など)
  • 漏電による問題(電気代の増加、家電の故障、停電、火災 など)
  • 修繕費の高額化(大規模な修繕や害虫駆除の必要性 など)
  • 資産価値の低下(住宅が高値で売れなくなる)

なかには少しの雨水浸入でも発生してしまう被害もあります。

そのため、屋根の修理は「初期劣化」の段階で対処することが重要です。

住宅の劣化が深刻化する前に、気になっている屋根の異常があれば、ぜひ早めに点検のご相談をおすすめします。

神戸市にお住まいの方は、当店「住まいのやまおか君 雨漏り119神戸店 プロタイムズ神戸西神店」でも無料の屋根点検を行なっています。

▼当店の屋根点検/住宅の劣化診断の「6つ」の強み

  1. 建物診断の専門資格「外装劣化診断士」が現地調査
  2. ドローン撮影などの最先端の技術を使った診断も可能
  3. 診断後には「わかりやすい画像付き診断書」を作成&お渡し
  4. 難易度の高い「雨漏り診断」にも対応(専門の有資格者が多数在籍)
  5. 神戸市生まれの老舗塗装会社だから「特有の劣化症状や住宅事情に詳しい」
  6. 当店開催の無料セミナーでも好評「お客様目線のわかりやすい説明」

▼診断後にお渡しする当店の画像付き「建物診断書」(イメージ)

当店の画像付き「建物診断書」

引用:外壁塗装Q&A|無料の建物診断書ってどんな内容ですか?

当店の屋根点検は、以下のボタンよりお気軽にお申し込みください。

【お問い合わせボタン】

屋根の修理方法と費用相場

2つ目の落とし穴が「予備知識がなく過剰な修理提案に気づかない」です。

「修理会社に依頼すれば、あとはまかせて大丈夫だろう」

と考える方も多いかもしれません。

もちろん信頼できる会社であれば問題ありませんが、提案内容をしっかり理解しておくことで、より納得のいく修理につながります。

というのも、屋根の状態や修理方法は専門的な内容が多く、内容を理解していないと提案の良し悪しを判断しにくいケースもあるためです。

そこでここからは、

「屋根の修理にはどのような方法があるか」(=屋根修理の種類)

「屋根の修理費用はどれくらいかかるのか」(=修理にかかる費用相場)

この2点について解説していきます。

屋根の修理方法は、基本的に住宅の劣化状況を見て修理会社が判断しますが、代表的な方法として以下の4つです。

修理方法対象の劣化
屋根塗装屋根表面や塗膜のみの劣化(軽度の劣化)
部分補修屋根の一部分のみが劣化している場合
カバー工法(重ね葺き)屋根全体に劣化が見られるが、屋根材のみの劣化で、下地への影響が少ない場合(広範囲かつ中程度の劣化)
葺き替え屋根全体だけでなく、下地や内部まで劣化が進行している場合(広範囲かつ重度の劣化)

修理方法ごとの費用相場は後述しますが、あくまで目安であり、実際は、以下の要因によって住宅ごとに大きく費用は異なります。

▼屋根修理の費用を左右する要因

  • 屋根の広さや修理する範囲
  • 屋根の形状(足場の組み立てに影響)
  • 既存の屋根材の種類(廃材処理等に影響)
  • 選ぶ修理材料(塗料や屋根材等の種類とグレード)
  • 屋根の劣化状況(修理内容や作業工数が変化)
  • 雨漏りの有無と進行具合
  • 依頼する修理会社

屋根塗装

費用相場約40万〜80万円前後
※一般的な30坪前後の住宅の場合
※足場代を含んだ屋根塗装工事の総額目安
※その他の下地補修費 等は別途
対象となる主な劣化屋根の色あせ/変色 塗膜の剥がれ 屋根表面のひび割れ(軽度) コケや藻の発生(軽度) サビの発生(軽度)

屋根塗装は、屋根の劣化が軽度な場合に選ばれる修理方法です。

例えば、屋根表面の塗膜の劣化や屋根材等の部分的な劣化が当てはまります。

▼主な施工内容

  • 屋根の洗浄(古い塗膜やコケ・カビ等の汚れを除去)
  • 下地補修(サビ取りやひび割れ、釘浮き等の補修 など)
  • 屋根の再塗装

このとおり屋根塗装といっても塗装を塗り替えるだけでなく、高圧洗浄で汚れを落としたり、ひび割れや釘浮きといった軽度の補修も一緒に行なったりします。

屋根修理の中では安価な部類に入り、早期点検をされている方の多くはこの屋根塗装になる可能性が高いでしょう。

屋根塗装の費用は、特に塗料の種類やグレードによって左右されやすいです。

代表的な3つの塗料「シリコン塗料/フッ素塗料/無機塗料」で違いを見てみましょう。

▼代表的な塗料の種類と特徴

種類特徴
シリコン塗料価格と性能のバランスに優れた、現在のスタンダード塗料。色や機能の選択肢が多い。
フッ素塗料高い耐久性を持ち、紫外線や雨風による劣化を受けにくい塗料。長期間にわたって美観を維持しやすい。
無機塗料非常に高い耐久性を持つ塗料。コケや藻、カビの発生を抑えることができる防汚性能が特徴。

▼代表的な塗料の種類と耐久年数・価格相場

種類耐久年数1缶の価格相場
シリコン塗料約10〜15年約1万5,000~4万円
フッ素塗料約15〜20年約4万~10万円
無機塗料約20年以上約5万~12万円

※耐久年数とは、その塗料が劣化要因に対する耐久性能を発揮できる期間の想定目安です。
※価格相場は、塗料の種類が同じでもメーカーや製品によって異なる場合があります。

基本的に、耐久年数が長いものほど塗料は高価になります。

ただしここで注意したいのが、塗料選びは安いほうがお得とは限らない点です。

▼塗料の耐久年数で見る「塗り替え頻度」の違い(40年間の例)

塗料の耐久年数で見る「塗り替え頻度」の違い(40年間の例)
【Aさんの例】
耐久年数が「15年」の高価な塗料を選択
→150万円×塗装回数 2回(= 40年間で300万円
【Bさんの例】
耐久年数が「10年」の安価な塗料を選択
→120万円×塗装回数 3回(= 40年間で360万円

ご覧のとおり、高価な塗料は各工事にかかる費用が高いものの、塗装の頻度が少なくなるため、長い目で見るとお得であることがわかります。

もちろん、お住まいの環境や気候も考慮して塗料は選ばなければなりません。

つまり、どのような劣化要因が多いかということです。

例えば、潮風の吹く沿岸部の住宅の屋根には、塩害や湿気による劣化の可能性があるため、それに適した塗料(防カビや防藻性を備えた塗料など)を選ぶことで、住宅を長く守ることができます。

さらに屋根材との相性によっても適した塗料は異なるため、塗料選びは慎重に検討することが重要です。

屋根塗装を提案された際は、費用にも大きく関わる部分のため、塗料の選定理由をしっかり説明してもらうことが大切です。

なかには、コストを抑えることを優先して塗料が選ばれるケースもあるため、内容を十分に確認したうえで判断するようにしましょう。

部分補修

費用相場※(瓦の差し替えや部分的な葺き直し)2万~20万円
(棟板金の補修や交換)5万〜25万円
(コーキング補修)5万~10万円
(漆喰補修)10万~25万円
(雨漏りの応急処置)2万~3万円
※足場代や廃材処理費 等は含まない
※瓦の枚数や劣化状況など修理範囲や程度によって異なる
対象となる主な劣化屋根材の反りやめくれ(一部) 屋根材の割れや欠け(一部) 屋根材のズレや剥がれ/抜け落ち 棟板金の劣化(サビや穴あき など) 棟板金の浮きやゆるみ/釘抜け コーキングの劣化 和瓦の漆喰部分の劣化 軽度の雨漏り(一部)

屋根の一部分のみの劣化や破損、部品の交換など局所的な修理の際に選択肢となるのが「部分補修」です。

屋根に広範囲の劣化や塗装の必要性がない場合は、この部分補修でも問題ありません。

例えば、まだ築年数が新しく屋根自体の劣化は少ないが、台風の飛来物によって瓦が割れてしまったというケースは、部分補修を提案される可能性が高いでしょう。

ただし、本当に部分補修で良いかは、屋根全体を十分に確認しないと判断できません。

もし台風後に屋根材がズレていても、その根本的な原因が屋根の下地や内部劣化であれば、ズレた屋根材を戻すだけでは根本的な解決になりません。

この判断を誤れば、間違った修理によって被害が拡大してしまうおそれもあります。

つまり、目に見える表面だけ修理しても意味がないのです。

修理を頼む会社が、しっかり屋根全体の状態を確認したうえで部分補修を提案しているか、例えば、

「1時間ほどかけて丁寧に屋根の上を点検しているか」

「写真や動画など修理の根拠となるものを提示してくれるか」

といった点に注目し、事前によく見極めることをおすすめします。

なお、部分補修にかかる費用は、修理箇所の劣化状況と修理内容によって異なります。

足場の組み立てが必要な修理箇所は、追加で足場代がかかる点にご注意ください。

足場代は2階建ての戸建て住宅で平均「15万~20万円」ほどが目安です。

カバー工法(重ね葺き)

費用相場約80万~150万円前後
※足場代を含めた費用
対象となる主な劣化雨漏り(複数箇所) 雨水が浸入した跡(天井の雨染み など) 屋根全体の劣化(多数のひび割れやサビによる穴あき など) 屋根全体の歪み(たわみや沈み) 屋根材のズレや浮き(広範囲) 屋根材の反りやめくれ(広範囲)

「カバー工法(重ね葺き:かさねぶき)」は既存の古い屋根を残したまま、その上に新しい屋根材を重ねる修理方法です。

屋根全体は劣化しているものの、野地板や防水シートといった下地の傷みが少ないという場合によく選ばれます。

屋根を大々的に修理したいと考えたとき、選択肢として挙がるのはこのカバー工法か、次で紹介する「葺き替え(ふきかえ)」の2つです。

カバー工法のメリットは、葺き替えと比べて工事日数が短いという点。

そして、古い屋根材を撤去しない分、解体費や廃材処理費が不要になり、修理にかかる費用が安く抑えられる点です。

また文字通り、今の屋根を新しい屋根材でカバーするため屋根が二重構造となり、遮熱性や遮音性が高まる点も利点として挙げられるでしょう。

ただし、すべての屋根でカバー工法が選べるわけではありません。

▼カバー工法ができない屋根の特徴

特徴理由
和瓦や洋瓦など瓦屋根(凹凸の多い屋根)凹凸があるため、重ねる屋根材が密着しない
段差が多いなど複雑な形状の屋根屋根材の加工が必要になる
すでにカバー工法の屋根(二重構造の屋根)屋根の重さで住宅に負荷がかかる

このとおり、屋根の形状や屋根材の種類、劣化状況等によってはカバー工法が選べないため、自宅の屋根材は問題ないか念のため確認しましょう。

カバー工法では、新しく重ねる屋根材の種類によって性能や特徴が異なります。

軽量な金属屋根が選ばれやすく、なかでも「ガルバリウム鋼板」は広く採用されている代表的な屋根材です。

ガルバリウム鋼板は、アルミニウム・亜鉛・シリコンでメッキされた鋼板で、軽量かつ耐久性に優れており、価格と性能のバランスが良い点が特徴です。

一方で、遮音性はやや低く、雨音が響きやすいことや、表面が薄いため衝撃に弱く傷がつきやすい点には注意が必要です。

また、環境によってはサビの影響を受ける可能性があるため、定期的なメンテナンスも重要となります。

カバー工法を修理会社から提案された際は、このような屋根材の特徴も踏まえて検討するようにしましょう。

葺き替え

費用相場約100万~200万円程度
※足場代を含めた費用
対象となる主な劣化重度の雨漏り(複数箇所) 雨水が浸入した跡(広範囲に及ぶ天井の雨染み など) 屋根内部の劣化(野地板や防水シートなど下地の腐食) 屋根全体の深刻な劣化(大きな破損や多数のひび割れ、サビによる穴あき など) 屋根全体の歪み(たわみや沈み) 屋根材のズレや浮き(広範囲) 屋根材の反りやめくれ(広範囲) 屋根材の剥がれや抜け落ち(広範囲)

もう一つの大々的な屋根の修理方法が「葺き替え(ふきかえ)」です。

既存の古い屋根をすべて取り除き、新しい屋根材と取り替え、屋根を一新します。

特に、雨漏り等で下地や内部まで劣化している屋根や、カバー工法が難しい屋根、新しい屋根にして耐久性を高めたい住宅におすすめの修理方法です。

葺き替えは、古い屋根材を撤去する → 下地の補修工事をする → 新しい屋根材を施工する、と大がかりな工事を行なうため、その分、屋根の寿命を他のどの方法よりも格段に延ばすことができます。

▼その他の葺き替えのメリット

  • 屋根の劣化を根本から改善できる
  • 野地板や防水シートなど下地も一新できる
  • カバー工法よりも屋根を軽量にできる(=耐震性に影響しない)
  • 最新の性能や高い耐久性を持つ屋根材と交換できる(=性能の向上)

とはいえ、もちろん修理費用は他よりも高額になりやすいです。

基本的には、新しく選ぶ屋根材の種類や下地の劣化状況(補修工事の必要性)によって費用が大きく変わるとお考えください。

▼主な屋根材の種類と価格相場(㎡単価)

屋根材価格相場(㎡単価)耐久年数
金属屋根(ガルバリウム鋼板)約6,000~9,000円/㎡約25~35年
スレート屋根(カラーベスト、コロニアル)約5,000~8,000円/㎡約20~25年
※塗装の塗り替えが定期的に必要(1回目の塗装は築10年~15年頃)
和瓦(日本瓦)約1万~1万5,000円/㎡約50年~
※漆喰の補修が定期的に必要(10~15年に1度ほど)
アスファルトシングル約8,000~1万2,000円/㎡約20~30年

※価格相場や耐久年数は目安です。屋根材のメーカーや製品によっても異なります。

なお、葺き替え時の屋根材は、住宅の強度や環境によって選べない(相性の悪い)ものもあります。

修理会社に提案された屋根材は問題ないか、選定理由を尋ねて確かめるのがおすすめです。

また、既存の屋根がアスベストを含む屋根材の場合、葺き替え時の廃材処理費に追加費用がかかるため注意しましょう。

例えば、2004年以前に建てられた住宅では、スレート屋根にはアスベストが含まれている可能性があります(なお、2006年には全製品への全面禁止規制が強化されています)。

セメント瓦についても一部製品で使用されている場合があります。

(補足-①)屋根の修理費用を抑える方法は?

屋根の修理費用を見て、高いと感じた方もいるかもしれません。

そこで、少しでも費用を抑えるコツをいくつか補足したいと思います。

▼屋根の修理費用を抑える方法

  • 早めに修理会社に相談する(初期劣化で修理する)
  • 2~3社から相見積もりを取る(修理内容の比較と過剰な修理の回避)
  • 自治体の屋根工事に関する補助制度を活用する
  • 火災保険を利用する(自然災害による劣化や破損の場合)
  • 外壁塗装と一緒に施工する(足場代等の節約)

屋根の修理費用を少しでも抑えるためには、早めに相談して初期劣化の段階で対応することや、複数の会社から相見積もりを取って内容を比較することが重要です。

また、外壁塗装とあわせて工事を行なうことで、足場代をまとめて抑えることもできます。

なお、自治体の補助制度や火災保険が適用されるケースもありますが、いずれも条件があり、すべての方が利用できるわけではありません。

そのため、こうした制度に頼るだけでなく、無駄な工事を避けることや適切なタイミングでの修理を心がけることが、結果的に費用の削減につながります。

(補足-②)屋根修理は自分でDIYできる?

「少し頑張れば自分でも屋根修理ができるのでは?」

そう考える方もいるかもしれません。

たしかにネット上では、自分で屋根修理をする方法やDIYに関する情報があふれています。

しかし、知識のない方が屋根を修理することはおすすめできません。

屋根の上での作業は非常に危険で、専門の職人でも転落事故が起きることがあります。

安全装備のない状態での作業は特に危険なため、ご自身での修理は控えるようにしましょう。

そして、安全性だけの問題ではありません。

屋根に関する知識がないままDIYをすることで、屋根材をかえって傷つけてしまったり、劣化箇所を悪化させてしまったりといったケースも少なくありません。

例えば、屋根修理のDIYでよくあるのが、移動する際に劣化でもろくなっている屋根材を踏み割ってしまうケース。

また、屋根材によっては、雨水を排水する隙間があえて空けられているものもあります。

それを知らずに、隙間をコーキング材で埋めてしまうケースも。

結果、雨水が逆流してしまい、修理会社に相談したときにはすでに雨漏りが発生。

こうなると深刻化した劣化箇所の修理に加え、さらにDIYをした箇所も別に修理が必要となります。

DIYによって一時的に対応できたとしても、状況が悪化して結果的に修理費用が高くなるケースもあるため、修理専門会社への依頼を検討することをおすすめします。

屋根修理で避けるべき悪徳業者の3つの特徴

3つ目の落とし穴は「慌てて会社を選び悪徳業者に騙される」です。

屋根の修理をしたいと思ったとき、

「どこに相談すればいい?」

「どの修理会社に頼むべき?」

といったように、ほとんどの方が会社選びに悩むことでしょう。

屋根の修理を頼める会社は以下のとおり、いくつかあります。

▼屋根修理を依頼できる会社

  • 屋根の修理会社(屋根工事の専門会社)
  • 屋根の塗装会社
  • リフォーム会社
  • ハウスメーカー(工務店)

ただし「リフォーム会社」や「ハウスメーカー」は窓口だけのケースが多く、屋根を実際に修理するのは下請けの修理会社や塗装会社ということがほとんどです。

このように下請けを挟むと基本的に「中間マージン」と呼ばれる仲介手数料が発生するため、修理費用が高額になりやすいです。

こうした理由から、屋根修理を依頼する際は、屋根の修理会社や塗装会社を選択肢とするのが一般的です。

ちなみに塗装会社だからといって、塗装しかしてもらえないわけではありません。

屋根の塗装には、劣化や修理(補修)に関する知識も欠かせないため、塗装会社でも問題なく屋根修理をしてもらえます。

ただし、塗装会社によっては大規模な屋根修理(カバー工法や葺き替え、重度の雨漏り修理 など)の施工経験が少ない可能性もあるため、施工実績を確認するとよいでしょう。

そして屋根修理を依頼する「1社」を決める際に気を付けたいのが悪徳業者の存在です。

適切な修理を行なうためには、会社選びの段階でも注意が必要です。

最後に「屋根修理の悪徳業者によくある特徴」を3つ紹介したいと思います。

【特徴①】飛び込み訪問営業(点検商法)

屋根修理に関するトラブルの多くは、飛び込み訪問営業による「点検商法」です。

「近くの修理現場からお宅の屋根のひび割れを見つけました」

「このままだと雨漏りしますよ」

などと不安をあおって、無料点検を理由に屋根に上がり、その場で契約を迫るケースがあります。

なかには、根拠のない説明や不適切な点検によって、かえって屋根を傷めてしまうといった事例も報告されています。

実際に当店のお客様の元にも訪れています。

▼お客様の元に訪れた悪徳業者の事例

他社の訪問販売業者から「屋根の棟板金が風で飛びそうですよ」と言われたことがありました。(省略)やまおか君は地元神戸の業者で、店舗の住所や電話番号がチラシにしっかり掲載されていたので、安心でした。現地調査では、営業担当の方にドローンを使って屋根を調べていただいたおかげで、棟板金に異常がないことをこの目で確認できました。あやうく他の業者に騙されるところでした。

引用:お客様の声「神戸市西区伊川谷町潤和 M様」より

このような飛び込みで来る訪問営業の修理会社は、悪徳業者である可能性が高いためご注意ください。

そして、このような可能性のある人物を安易に屋根に上げないようにしましょう。

こうした飛び込み訪問営業をする屋根修理会社は基本的に「応対しない」もしくは「気にせず断る」ことをおすすめします。

▼信頼できる屋根修理会社のチェックポイント(会社編)

  • 屋根修理に関する施工実績はあるか
  • 公開されている実績は最新のものか
  • 「外装劣化診断士」や「雨漏り鑑定士」等の資格はあるか
  • しつこい営業や契約を急かす様子はないか
  • その場で強引に契約させようとしないか
  • 不安を煽るような営業をしてこないか
  • 安さや大幅な値引きを強調するセールストークが多くないか
  • 会社の所在地や電話番号の記載はあるか。実体のある会社か
  • ネット上で調べた際に会社の情報は出てくるか

【特徴②】根拠のない修理内容

提案される修理内容に、明確な理由や根拠があるかも注目すべきポイントです。

悪徳業者のなかには、必要のない、または過剰な修理を提案し、高額な費用を請求してくることがあります。

このとき、提案された修理内容に明確な理由や根拠があるかを確認することが重要です。

写真やわかりやすい説明など、根拠を提示してくれるかどうかを一つの判断基準にしましょう。

当店では、ドローン映像やその場で撮った写真を一緒に見ていただきながら、修理の具体的な内容を、根拠を交えてご説明いたします。

▼信頼できる屋根修理会社のチェックポイント(提案編)

  • 事前の屋根点検は丁寧に行なっているか(1時間程度が目安)
  • 屋根裏など住宅内部も調査しているか(雨漏りの有無など)
  • 劣化箇所を写真や映像で見せてくれるか
  • 劣化箇所の「写真付き診断書」を作成してくれるか
  • 見積もりは「一式見積もり」でないか
  • 見積もりは作業工程ごとに内訳の記載があるか
  • 修理に使う各材料はメーカーや製品名まで書かれているか

【特徴③】保証がない

悪徳業者で注意したいのが「手抜き工事」です。

屋根塗装の場合、適切に施工を行なわないと、数年で塗装の剥がれなどの不具合が発生する可能性があります。

▼屋根塗装における注意すべき施工例

  • 塗料の施工環境を守らない(天候や湿度 など)
  • 塗料の使用量や希釈を適切に管理していない
  • メーカー指定の乾燥時間を守らない
  • 下地処理や補修が不十分

こうしたリスクがあるため、修理後の保証は重要な確認ポイントの一つです。

ただし、保証があるかどうかだけでなく、その内容や条件までしっかり確認しましょう。

また、特に雨漏り修理の場合は、原因の特定が難しく、再発するケースもあるため注意が必要です。

天井のシミひとつとっても、漏水や結露など複数の原因が考えられます。

そのため、適切な調査と根拠に基づいた修理が行なわれているか、あわせて保証内容も確認しながら会社を選ぶことが重要です。

▼信頼できる屋根修理会社のチェックポイント(保証編)

  • 保証制度はあるか
  • 保証の対象や期間、適用条件が明確に説明されているか
  • 保証書を発行してくれるか
  • 保証してくれる会社の名前は保証書に記載されているか

▼当店の「保証書」の例

当店の保証書のイメージ

引用:ブログ|外壁屋根塗装工事のすべてを記録!「メンテナンスノート」の3つの役割

信頼できる屋根修理会社をお探しの方へ

神戸市で屋根修理をご検討の方は、ぜひ「住まいのやまおか君 雨漏り119神戸店 プロタイムズ神戸西神店」へご相談ください。

▼当店の屋根修理「5つのポイント」

  1. 自社施工による安定した品質管理
  2. 屋根の状態に応じた最適な修理プランの提案
  3. 使用する材料や工程を明確にしたわかりやすい見積もり
  4. 施工後も安心のアフターフォロー体制
  5. 最長10年の長期保証で施工後もサポート

当店では屋根塗装をはじめ、カバー工法など、幅広い屋根修理に対応しています。

その施工内容の一例として、実際の事例をご紹介します。

▼神戸市での屋根修理の実績(施工事例:ガルバリウム鋼板カバー工法)

神戸市西区美穂が丘Y様

ガルバリウム鋼板カバー工法_施工前
主な劣化症状色あせ 汚れ コケ/藻の発生 サビの発生
ガルバリウム鋼板カバー工法_施工後

屋根の劣化は、見た目では判断が難しいケースも多く、気づかないうちに進行していることも少なくありません。

そのため、「まだ大丈夫かどうか」を含めて、まずは専門の会社による点検で現状を正しく把握することが大切です。

当店では、現地調査の結果をもとに必要な修理内容をわかりやすくご説明しています。

「修理が必要かどうか知りたい」「費用の目安だけでも知りたい」など、まずはお気軽にご相談ください。

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