【全工程記載】神戸市須磨区東白川台H様　モルタルスタッコ仕上げ外壁塗装・モニエル瓦屋根塗装工事

工事内容

外壁材	モルタル　スタッコ仕上げ
外壁　使用塗料	超低汚染遮熱フッ素　塗替周期目安20～24年 【下塗り1回】ｱｽﾃｯｸﾍﾟｲﾝﾄ　ﾎﾜｲﾄﾌｨﾗｰAⅡ 【上塗り2回】ｱｽﾃｯｸﾍﾟｲﾝﾄ　ﾘﾌｧｲﾝ1000MF-IR 【色】9017ブルーグレイ　3分艶
屋根材	モニエル瓦
屋根　使用塗料	超高耐久遮熱塗装仕様 【下塗り2回】ｱｽﾃｯｸﾍﾟｲﾝﾄ　ﾓﾆｴﾙﾊﾟﾜｰﾌﾟﾗｲﾏｰ 【上塗り2回】ｱｽﾃｯｸﾍﾟｲﾝﾄ　ﾘﾌｧｲﾝ500MF-IR 【色】8108マウンテンブルー
その他工事	軒裏破風塗装・ベランダ撤去取付・車庫廻り工事
営業担当	片岡　怜志（外壁劣化診断士）

工事にあたって～やまおか君より

現地調査

屋根の状態確認

モニエル瓦は、コンクリート基材の瓦の表面を1ミリ程度のスラリー層（着色顔料）で、その上をクリヤー塗装で表面保護されています。クリヤー層は10年もすると劣化でほぼ無くなり、脆弱なスラリー層がむき出しになります。初回塗装時には、このスラリー層を高圧洗浄などでできる限り除去する必要があります。この処理が不十分な場合、劣化したスラリー層から塗装した塗膜ごと剥離する原因となります。
表面は紫外線の影響で、塗膜の色褪せが発生しています。塗膜が劣化した際に起こる現象で、防水切れのサインとなっています。また藻や苔の発生が見られるのは防水性が落ちている証拠です。水分を含んだ瓦は割れやすくなります。高圧洗浄で表面の汚れを落とし、塗膜で保護することにより瓦の持ちをよく出来ます。

外壁の状態確認

外壁材のスタッコ仕上げは、細かく砕いた砂や石を樹脂に混ぜて吹き付けています。塗膜は塗料を激しく吸い込み、色ムラや剥がれが起こりやすい特性があります。吸い込みを抑えるためには、相性のよい下塗り塗料を選ぶことが大切です。
壁を触れば白い粉が手につく「チョーキング現象」。一番わかりやすい塗装時期であるサインです。含水率は0～65％の間で正常です。

塀の状態確認

経年劣化による黒ずみや汚れが付着しています。塗膜の剥離が見られ、防水機能が失われた状態です。また笠木には経年劣化により、汚染・サビの発生が見られます。

工事工程

高圧洗浄

外壁や屋根についたカビ・藻・コケや砂ぼこりや雨筋汚れなどを落とします。旧塗膜がある場合は、剥がれや浮き・チョーキング粉など脆弱な部分も洗い落とします。

※洗浄を行った際に2Fの和室から雨漏りが発生し、すぐに修理対応致しました。お客様もその箇所の雨漏りには気づいておられなかったので、今回雨漏り対応ができたことにご安心いただけました。

屋根塗装

下塗りで屋根材と中塗り塗料との接着力を高めます。その後中塗り・上塗りは、超低汚染機能を持った超耐候性遮熱型フッ素樹脂塗料を使用しました。

外壁塗装

下塗りにはフィラーを使用し、小さなひび割れや荒れた表面を滑らかにしたり、壁材と中塗り塗料との接着力を高めます。その後中塗り・上塗りは、超低汚染機能を持った超耐候性遮熱型フッ素樹脂塗料を使用しました。

カラー・デザインポイント

H様邸は、赤みがかった茶色の屋根にベージュの外壁でしたが、塗替え後は、マウンテンブルーの屋根にブルーグレイの外壁と塀へと大きくイメージチェンジ。雨戸・雨樋・ベランダの白がいっそう爽やかさを際立たせています。また3分艶タイプを選択したことで、マット感のある自然な仕上がりとなりました。とてもお気に召していただき、娘さんやご近所の方から「素敵な家になったね」とのお言葉をいただいたとのことです。

塀塗装

シーラーを使用し、壁材と中塗り塗料との接着力を高めたうえで、中塗り・上塗りは透湿性能を持った塗料を使用しました。

工事を終えて～やまおか君より