知っておくと外壁塗装がよりわかる！元職人が語る工具①スプレー塗装の吹き付け工具【Vol.20】

吹き付け工具について

前回は砂壁上の吹き付けについて説明させてもらいました。今日はその吹き付けする工具はどんなものを使うのかというところです。

スタッコやリシン、いわゆる塗料に砂が入ってます。普通のスプレーで吹くと砂が詰まってしまいます。ですから砂の詰まらないようなもので吹き付けするんですが、今日はそのガンを見ていただこうと思います。

リシン・スタッコ用のガン

こういうもので、ここにその砂の入った塗料、いわゆるリシンやスタッコなどのネタ（ペンキのことをネタと言います）をここに入れます。ここにコンプレッサーからのホース（エアー）を付けます。ここに中にペンキが落ちていくようになっているんですが、ここから砂の混じった塗料が出てくるわけです。それをこの空気の圧力で前に出していきます。これはチップの大きい小さいがあります。取り替えができます。こうやって取り外すわけです。ここのチップの大きい小さいで、リシンのような細かいものを吹き付けするのか、もしくは、こういったゴツゴツしたスタッコのようなものを吹き付けするのか。こんなことができます。

本来のスプレー塗装

本来皆さんが思っておられるスプレー塗装というのは、またガンの形が全然違います。ここにペンキを入れるんですが、全然穴が小さいですね。リシンとか砂の入ったものは一発で詰まってしまいます。そうではなく塗料だけをここ入れて、シャーシャーと吹きます。ここもコンプレッサーのエアーをつないで吹く訳です。すると、どんな風になるか。あえてカラフルな色を用意していますが、こんな感じですね。もうツルツルピカピカ、車の板金塗装みたいな仕上げになります。これがこちらで吹き付けしたものですね。