2023.07.14

雨漏り修理のプロが教える、雨漏りの原因と調査方法と解決策

雨漏りイメージ

本当に怖い雨漏りとは?

雨漏りってどんなイメージでしょうか。
昔ドリフの8時だよ全員集合!のコントでやってた様な天井からポタポタ漏れてくる雨漏りをイメージするかと思いますが、実は気がつかない雨漏りもあるんです。

気がつく雨漏りは怖くない!
でも気がつかない雨漏りほど怖いものはありません。

人間で言うと外傷の怪我は見た目が酷くても治療するので治るけど、内臓の病気は気がつかない間に進行して手遅れになる可能性があるから怖いんです。

雨水が建物内部に侵入すると、木造住宅の柱は腐ります。鉄骨の場合は錆びてしまいます。
鉄筋コンクリートは壁の中に鉄筋が入っているので錆てしまい、膨張した鉄筋がコンクリートを爆裂させてしまいます。

そうならないためには、建物に雨水を侵入させないようにしなければなりません。

では、雨漏りはどうやって起こるのでしょう。

屋根からの雨漏り

屋根防水シート写真

一般的な屋根の構造は野地板と言う下地の板の上にルーフィングと呼ばれる防水シートを敷いて、その上に瓦をのせています。
瓦は直射日光や直接当たる風雨から屋根を守っています
でも瓦が全ての雨水を止めている訳ではなく、瓦の隙間から入った雨水は最初に敷いてある防水シートが雨水の侵入を防いでいます。
なので、瓦が割れても雨が漏れないのが普通の構造です。

と言うことは、屋根から雨漏りする場合は普通の構造になっていないと言うことです。

新築から数年で屋根から雨漏りがあった場合は、欠陥住宅⁉とも言えるかも知れないですね。
普通の構造じゃないって、どんな構造なのでしょうか。

少しイメージして下さい。
平らな板の上に防水シートを敷くのは割と簡単ですね。
でもそこに凹凸や突起物があったらどうでしょうか?
屋根の形状が複雑であったり、トップライト(天窓)があると防水シートを敷くのは難しくなりますよね。

この時に防水シートを如何に上手に敷くか⁉職人さんの技量に大きく左右されます。

職人さんて全てベテランでしょうか?
もちろん新米さんもいますよね。
横に付いて親方が丁寧に指導するのが当たり前⁉の筈ですが…

防水シートを貼った後に強風が吹き破れてしまった!
やり直すのが当たり前⁉
中には破れているところに防水テープを貼って誤魔化す?
その上に瓦を乗せてしまえば誰も気がつくことは無い…

私の想像ではなく、過去に新築現場でリアルに見たことのある事実です。

その他にもいろんな事が想定されます。

壁からの雨漏り

外壁クラック写真

壁からの雨漏りは気がつきにくいものです。
なぜなら外壁の内側には断熱材があり、その内側には内壁があります。
木造や鉄骨造は壁の中が空洞になっています。
そこに雨水が入っても内側まで来なければ気がつかないですよね。
でもその空洞には柱や構造物があります。
雨水が侵入すると木は腐り、鉄は錆びます。
気がつかないので長年放置してしまいます。
内側までシミが出るころには柱が腐ってたり、湿気やシロアリの被害も。

雨水の侵入経路の多くはクラック(ひび割れ)やサイディングボートの様な壁の場合は目地のコーキングの劣化なども。

サッシ(窓枠)の周りや庇(ひさし)や換気口周りなど原因になることもあります。

屋根と同じく何も無い平らなところはまず大丈夫!明らかなひび割れが有れば別ですが…
雨漏りの原因になるのは凹凸や突起物や窓など何かが有るところからが多くの原因に。

これは屋根と同じく、新築の時の雨仕舞いがいかにしっかりと出来ているかも大きく影響します。

雨水の侵入経路

庇写真

雨漏りは必ずひび割れから入る!ではありません。
屋根の場合は先に述べたように瓦の割れとかではなく、瓦の下に敷いてある防水シート(ルーフィング)の不備や劣化などによるものが大半です。
特にトップライト(屋根の明かり取り)は屋根換気廻りなどは防水シートの納まりが悪いので要注意ですね。
壁の場合はひび割れからの漏水ももちろんですが、こちらもサッシ廻りや突起物のあるところなども漏水原因の一つです。換気扇、通気口、電線やアンテナ線の引込み、庇(ひさし)廻り、下屋の取合い、水切金物、これらは下地の防水シートを張る際の障害物と考えてもらうとイメージが付くかと思います。
ひび割れに関しては見るからに大きなひび割れは確かに雨水は大量に入りますが、髪の毛程度の細いひび割れ(ヘアークラック)からも雨水は入ります。これは水が細い隙間に入ろうとする力(毛細管現象)から起こるものです。
また縦のひび割れより横のひび割れの方か多くの水が入ります。壁を伝って流れる雨水を横向きのひび割れが受け止める状態になるからです。

平らな屋根(陸屋根)の場合は屋根というか屋上の防水の問題ですね。
これらの種類は様々で張る防水(シート防水系)、塗る防水(塗膜防水系)、固める防水(FRP防水)など、防水層の不具合部から雨水が侵入します。
陸屋根構造の多くは鉄筋コンクリート造(RC造)か鉄骨造で特に鉄筋コンクリート造の建物は雨水の侵入部の直下が雨漏り箇所ではないケースがほとんどなので、漏水原因を探すのが困難になります。

漏水調査

では実際に雨漏りの原因はどうやって見つけるのでしょうか。
まずはじめに、雨が降ったタイミングで漏れるのか、雨が降ってなくても漏れるのか。

雨が降らなくても漏れる雨漏り

排水管写真

「雨が降らなくても漏れる雨漏り!」これは雨漏りではなく、設備漏水を疑わなくてはなりません。
設備漏水とは給水管や排水管の不具合によって漏れる漏水です。
浴室やトイレなど水回りの下の階で起こります。
また、結露により漏水も少なくはありません。
鉄筋コンクリート造の高気密住宅でよく起こります。

雨が降って漏れる雨漏り

通常の雨漏りは「雨が降って漏れる雨漏り」です。
そのタイミングも様々で、横殴りの大雨の際にのみ漏れるとか、小雨であっても漏れるとか、雨が降ってある程度の時間が経過してから漏れるとか。

そのため我々が雨漏り調査をする際には事前のヒアリングを大切にしています。
お医者さんでいう問診です。

最初にいろんな情報を集めて、今度は建物を観察し調査します。
図面からも診断します。
いろんな角度から漏水原因の究明をするのですが、これには経験と実績がものを言います。
この辺りもお医者さんと同じですね。

そして実際の調査に入ります。

実際の漏水調査

一番わかりやすいのは、雨漏りの再現。
散水テストで実際の雨漏りを再現し原因を究明します。

散水テスト写真

時には赤外線カメラを併用したりもします。

赤外線カメラ写真

むやみに水をかけて調査をする業者さんを見かけますが、全く意味がありません。
どこにどれだけの水をかけるか、かけるタイミングやかける場所など、これこそが技術とテクニックです。

雨漏り119神戸店

雨漏り119ロゴ

ちなみに我々は全国組織の雨漏り119に所属し「雨漏り119神戸店」として雨漏り解決率100%を日々目指しています。
もちろん研修や全国での事例などを勉強しながら常に技術の向上を目指しています。
そのため、エンドユーザーからだけではなく、ハウスメーカーや工務店などからも依頼を受けます。

これだけの技術や経験を無料で提供するわけにはいかず、漏水調査は有償となります。
病院に行ってタダで検査を頼む患者さんはいないですよね。(笑)
「タダほど怖いものはない。」
よくあるパターン。
雨漏り修理を依頼すると、業者さんがやってきて
業者「とりあえず原因らしいところを見つけたのでコーキングで埋めておきますね。費用は2万円です、これで様子を見て下さい。」
依頼者「安くしてくれてありがとう!」
で結局直ってなく、雨が降ると漏れてくる。
依頼者「すみません、ちょっと直ってないようで…」
業者「あら、そうなんですか。」
と、また同じことの繰り返し。
2~3度繰り返すと依頼者は、この業者さん大丈夫?
または業者さんから、原因が複雑で分かりませんと諦めの言葉が。
病気と同じで診察や診断に多少お金をかけてでも、原因をきちんと見つけて治す事が大切ですね。

まとめ

まとめますと、雨漏りにも怖い雨漏りと怖くない雨漏りがあり、一見して見えないところで起こっている雨漏りが、放っておくと建物に深刻なダメージを与えてしまいます。

雨水の侵入経路は屋根からだったり壁からだったりしますが、見えない部分に原因があるからこそ、きちんとした漏水調査が必要となります。

雨漏りを再現したり、赤外線カメラを使用したり、技術と経験を駆使してその原因を突き止めていきます。
住まいのやまおか君は全国組織の「雨漏り119神戸店」として、雨漏り解決率100%を目指し、日々技術の向上に努め、情報の共有も行っています。

雨漏りでお困りの際には、「住まいのやまおか君」に是非お任せ下さい!

住まいのやまおか君ロゴ

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