【全工程記載】神戸市西区伊川谷町潤和I様　モルタルリシン外壁塗装・モニエル瓦屋根塗装工事

工事内容

外壁材	モルタルリシン
外壁　使用塗料	超低汚染高耐久シリコン　塗替周期目安16年～19年 【下塗り1回】ｱｽﾃｯｸﾍﾟｲﾝﾄ　ﾎﾜｲﾄﾌｨﾗｰAⅡ 【上塗り2回】ｱｽﾃｯｸﾍﾟｲﾝﾄ　ﾌﾟﾗﾁﾅﾘﾌｧｲﾝ2000Si-IR 【色】1F・ﾍﾞﾗﾝﾀﾞ：8077ヤララブラウン　2F：8097ライトラテ　3分艶
屋根材	モニエル瓦
屋根　使用塗料	遮熱塗装仕様 【下塗り1回】ｱｽﾃｯｸﾍﾟｲﾝﾄ　ﾓﾆｴﾙﾊﾟﾜｰﾌﾟﾗｲﾏｰ 【上塗り2回】ｱｽﾃｯｸﾍﾟｲﾝﾄ　ﾘﾌｧｲﾝ500Si-IR 【色】8077ヤララブラウン
その他工事	外壁ひび割れ補修・ベランダリボール防水・落ち葉除けカバー追加工事
営業担当	小牧　りえ

工事にあたって～やまおか君より

現地調査

屋根の状態確認

モニエル瓦は、コンクリート基材の瓦の表面を1mm程度のスラリー層（着色顔料）で、その上をクリヤー塗装で表面保護されています。クリヤー層は10年もすると劣化でほぼ無くなり、脆弱なスラリー層がむき出しになります。初回塗装時にはこのスラリー層を高圧洗浄などでできる限り除去する必要があります。この処理が不十分だと、劣化したスラリー層から塗装した塗膜ごと剥離する原因となります。
配列は良好です。経年の紫外線の影響により退色が見受けられます。また、基材が湿気を含み、苔とカビが発生している状態です。含水による屋根材自身の劣化や、野路板の腐朽の原因に繋がります。

外壁の状態確認

外壁材のリシン仕上げは、細かく砕いた砂や石を樹脂に混ぜて吹付けています。塗膜は塗料を激しく吸い込み、色ムラや剥がれが起こりやすい特徴があります。吸い込みを抑えるために相性の良い下塗り材を選ぶことが大切です。
外壁の含水率が60％を超えると要注意です。水分を多く含んだサイディングは腐食します。また、外壁に雨だれが見られます。原因は経年劣化により外壁の撥水性が低下し、付着したホコリや排気ガス等が洗い流されて跡ができたり汚れとして残ったりしてしまうことです。更にひび割れが発生しています。塗膜の防水機能が低下し、内部への水分の侵入が懸念されます。

工事工程

高圧洗浄

外壁や屋根についたカビ・藻・コケや砂ぼこりや雨筋汚れなどを落とします。旧塗膜がある場合は、剥がれや浮き・チョーキング粉など脆弱な部分も洗い落とします。

屋根塗装

下塗りで屋根材と中塗り塗料との接着力を高めます。その後中塗り・上塗りは、超低汚染機能を持った遮熱型シリコン樹脂塗料を使用しました。

外壁塗装

下塗りにはフィラーを使用し、小さなひび割れや荒れた表面を滑らかにしたり、壁材と中塗り塗料との接着力を高めます。その後中塗り・上塗りは、最高レベルの超耐候性遮熱型シリコン樹脂塗料を使用しました。

カラー・デザインポイント

1Fとベランダ部分を色分けすることで、印象的な外観を実現。どの範囲まで色を変えるか、何パターンか完成イメージを作成して試行錯誤して決定されました。屋根の色も色分けと同じヤララブラウンを選択し、統一感を持たせています。

ベランダ防水

下塗り材（プライマー）を塗布し、水性塗膜防水材、リボール式防水を施工しました。ベランダの防水層を保護するための塗料を使用しました。

工事を終えて～やまおか君より