【2階が暑すぎる原因は屋根だった！】家の中を涼しくする遮熱塗装のススメ

はじめに

暑さが命を脅かす時代になってきました。

年々厳しくなる日本の夏。外での熱中症対策は当たり前になりましたが、見落とされがちなのが家の中で起きる「室内熱中症」です。

特に高齢者の方がエアコンをつけずに我慢してしまい、重症化してしまうケースが増えています。電気代を気にするあまり、暑さを我慢し続けてしまう。その「ちょっとくらい大丈夫」が命取りになる時代です。

実際、2024年6月には企業に熱中症対策を義務付ける法案も成立しました。家庭でも一人ひとりが真剣に対策を講じる必要があります。

室内が暑くなる本当の理由

では、なぜ家の中がこんなにも暑くなるのでしょうか。特に2階の部屋が寝苦しいと感じたことはありませんか？

それには以下のような理由があります。

• 2階は屋根の熱を直接受けやすい
• 屋根裏にこもった熱が夜まで残る
• 空気は熱しにくく冷めにくい性質を持つ

つまり、昼間に屋根が焼けて蓄えた熱が、夜まで部屋の温度を高く保ってしまうのです。エアコンをつけてもなかなか効かず、設定温度を下げても涼しくならないという悪循環に陥ります。

遮熱塗装で屋根の温度を下げる！

そこで注目したいのが「遮熱塗装」です。

遮熱塗料とは、太陽光を反射する成分を含んだ特殊な塗料で、屋根の表面温度の上昇を抑える働きがあります。以下の表をご覧ください。

比較項目	通常塗料の屋根	遮熱塗料の屋根
表面温度（真夏日中）	約60〜70℃	約40〜50℃
室内体感温度	非常に暑い	比較的涼しい
エアコン効率	効きにくい	効きやすい
電気代	高くなりがち	節約につながる

遮熱塗料を塗ると、屋根表面の温度が最大で20℃前後も下がることがあります。そのまま室内の温度も20℃下がってしまえば寒すぎるので、そこまでではありませんが、室内の温度もそれに応じて下がりやすくなり、エアコンの効きも改善されます。

実際、職人の現場では遮熱塗料を塗った屋根の上は「裸で寝転がっても火傷しない」ほどに温度が下がるそうです。

効果の感じ方には個人差も

遮熱塗装の効果は確実に温度として現れますが、「どれくらい涼しく感じるか」は人それぞれです。

• 「エアコンがいらなくなった！」と驚く方もいれば、
• 「正直あまり違いがわからない」という方もいます。

これは家の構造や間取り、断熱性能、住んでいる人の感覚などにより大きく差が出るためです。

しかし、測定すると確実に温度が下がっているのは事実。体感に差はあっても、エアコンの稼働時間や光熱費の削減にはつながります。

遮熱塗料はコストパフォーマンスも良い

「そうはいっても費用が高いのでは？」と心配される方もいるかもしれません。しかし、遮熱塗料は通常の塗料と比べて極端に価格が高くなるわけではありません。

一般的に、屋根の塗り替えの際に遮熱塗料を選んでも、全体の工事費用に5〜10％程度の上乗せで済むことが多く、長期的には電気代の節約にもつながります。

屋根の塗装を考えているなら、遮熱塗装を選ばない手はありません。

まとめ：快適な夏のために、屋根から変える

室内熱中症は、決して他人事ではありません。

特に高齢者やお子さんがいるご家庭では、屋根の遮熱塗装は住まい全体の快適性と安全性を高める大きな手段となります。

どうせ塗り替えるなら、普通のペンキより「遮熱塗料」を。
値段はそれほど変わらなくても、快適さは段違いです。

今年の猛暑を少しでも快適に過ごすために、遮熱塗装を取り入れてみてはいかがでしょうか。

住まいのやまおか君は、遮熱塗料の施工実績が豊富です！

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