プロが教える外壁塗装基礎知識~知っていて損はない、家の劣化<外壁編>

「家」というものを「屋根」と「外壁」に分けて、構造と劣化について見ていきましょう。
 
今回は「外壁」について。
外壁は数種類ありますが、木造住宅で一般的なものは以下の2種類です。
1.モルタル壁  
2.サイディング壁
 
モルタル壁とサイディング壁の構造はこんな感じです。
 
住まいのやまおか 外壁構造
 
左側が「モルタル壁」、右側が「サイディング壁」です。
 
 
20141212151523.jpg
●モルタル壁
左官職人が現地でモルタルを塗りつけて作り上げる壁のこと。
 
写真はモルタル壁を塗りつけているところです。

 

住まいのやまおか サイディング
●サイディング壁
  ・工場で作られた板(サイディングボード)を張り合わせて作る壁。板と板の間の目地には、コーキング材(またはシーリング)と呼ばれる建築資材を充填し、張り合わせて作る。
 
写真はサイディングボードの隙間にをコーキング材を充てんしているところです。

 

<劣化の特徴>
1.モルタル壁
・ひびが出来て劣化する。
   ⇒形状で劣化具合が異なる
    ・縦のひび…横幅が短ければ、雨水が入る範囲が狭いので、比較的水の侵入が少ない
    ・横のひび…横幅が長いので、雨水が入る範囲が大きくなるため、水の侵入が多いと考えられる
   ⇒ひびの割れ幅で劣化具合が異なる
    ・ヘアクラック…幅0.5㎜未満のひび。目安はシャーペンの芯が入らないこと。この程度であれば雨水の侵入は比較的少ない。
    ・クラック…幅0.5㎜以上。目安はシャーペンの芯がすっと入ってしまう。このくらいになると、雨水が確実に侵入している。
 
2・サイディング壁
・板と板の間のコーキング材の劣化が起こる。
   ⇒コーキング材には、可塑剤が含まれており、その可塑剤は紫外線に弱い。(イメージは輪ゴムがプツンと切れてしまう感じです)コーキングが劣化すると、そこから雨水などが侵入します。
 
・チョーキング現象が起こる。
   ⇒チョーキングとは、壁に触れたときに白い粉状のものが手につく状態のこと。塗装表面が紫外線などにより劣化して、塗料の顔料がチョークのような粉になってあらわれる現象。
    チョーキング現象が起きていると壁の塗装の防水性が失われ、壁に雨水などが染み込みやすくなっています。
 
このような、ひび・コーキング劣化・チョーキング現象などが外壁に見られると、雨水などの水の侵入の可能性が大いに考えられます。
   ⇒水が侵入すると、家はどうなるのか?
     ・壁や柱などの木が腐る。
     ・鉄骨を使っている場合は、金属がさびる。
     ・カビ・ダニなどのハウスダストが発生する。
     といったことが起きてきます。
 
特に最近の内壁に使われるクロスは、「カビが生えにくい」「抗菌」「防汚」「剥がれにくい」など
機能が向上して、壁の状態が悪化していることに気が付きにくいのです。
 
「柱が腐る」などの状態にならないために、外壁から水を侵入させないようメンテナンスすることがとても大切なのです。

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